appeal

ドブガイ先生!こんにちわ!

やあ、こんにちわ!星の王子さま!

あのドブガイは、元気ですか?

.

いや、元気ならいいんですが!
去年の暮れ、あの糞(くそ)政治屋と糞(くそ)役人と糞(くそ)業者に、小さな池からショベルカーで掘り出されたドブガイ、これはまだ10センチほどで小さいんですが、ずーっと、寒さが続いたもんで、もうすぐ春だというのに、そうとう弱っていて、この小さな水槽だと、エサになるプランクトンも少ないし、魚のエサをすりつぶしてジュースにしてあげていますが、寒さも、もろにきますから、やはり、そうとうこたえているようで、・・・!

なんでも、ドブガイは、冬の飼育が特に難しいと聞いていますが?

ええ、ドブガイはその名に似合わず、きれいな水が好きで、大きく育ちますので、エサがたくさん必要で、ですから、きれいな水の流れがあって、しかも有機物やプランクトンが豊富で、ある程度清潔な土壌のある場所を好みますから、そういう難しい場所に行き着くためには、卵からかえったごく小さな幼生のとき、ヨシノボリなどの魚にしがみつき、そういう天国のような場所を探して、そういう場所に行き着きましたら、そこで着地して大きく育ちますので、そんなデリケートな生き物を小さな水槽なんかで育てるのは至難の業で・・・

そんな大切な貴重な天国のような場所を、無惨に破壊する、あの糞(くそ)政治屋と糞(くそ)役人と糞(くそ)業者ども!

ええ、ええ、まったく、腹が立ちます!

タイバラ先生!こんにちわ!

やあ、こんにちわ!星の王子さま!

あのタイリクバラタナゴは、元気ですか?

いや、元気ならいいんですが!
去年の暮れ、あの糞(くそ)政治屋と糞(くそ)役人と糞(くそ)業者に、小さな池からショベルカーで追い出されたタイリクバラタナゴ、これはまだ5センチほどで小さいんですが、ずーっと、寒さが続いたもんで、もうすぐ春だというのに、そうとう弱っていて、この小さな水槽だと、エサになるプランクトンも少ないし、魚のエサをすりつぶしてあげていますが、寒さも、もろにきますから、やはり、そうとうこたえているようで、・・・!

なんでも、タイリクバラタナゴは、卵をドブガイのような淡水二枚貝の体の中に産みつけるようですが?

ええ、タイリクバラタナゴのようなタナゴ類は、そのメスが産卵管という細い管をドブガイのような淡水二枚貝の排水口に差し込み、卵をその体内に産みつけ、オスがその二枚貝の給水口に精子をかけて受精させますから、ドブガイのような淡水二枚貝が生息する場所、きれいな水の流れがあって、しかも有機物やプランクトンが豊富で、ある程度清潔な土壌のある場所、を好みますから、ドブガイ同様、小さな水槽なんかで育てるのはやはり、難しく、・・・

そんな大切な貴重な天国のような場所を、無惨に破壊する、あの糞(くそ)政治屋と糞(くそ)役人と糞(くそ)業者ども!

ええ、ええ、まったく、腹が立ちます!

そのタイリクバラタナゴも本来外来種で、日本固有のタナゴ類が駆逐されているそうですが?

ええ、ほかにもメダカにカダヤシ、ニホンザリガニにアメリカザリガニなど、淡水の小さな世界でもグローバリゼーションが進んでいます。

環境破壊が、さらにその小さな生き物たちの生態系にも、深刻な影響を与えているとか?

ええ、適応力のある種だけが生き残り、あとは絶滅危惧種となって、あとは能力を持つものとしての人間の責任と義務との履行にかかっています。

.

”知らなかった”、だとか、”俺の生活と虫けらとどっちが大事だ”、とか、”私たちだって、文明の楽を享受したい”、とか、人間の無知と傲慢とがこのまま進めば、空気は汚され、水は汚され、土は汚され、温暖化は進み、そのしっぺ返しの苦は、”サリンをまかれた地下鉄”、のように、その人間を襲い、人間が絶滅危惧種となって、あとは、より適応力のあるゴキブリ類が、その文明の楽とやらを享受することになるでしょう!

すでに、ゴキブリさんたちが、テレビとかパソコンの中で、その文明の楽とやらを享受していますよね!

(2008.03.10)
next
back
index
home
other lita site