あんまり怒ってばかりだと体によくありませんよ。
不平不満分子の私が怒らなくて誰が怒ります。今の世の中、頭にくることばかりでしょう。社会はすさみ、つい最近も、高校生が同級生に刺し殺される事件があり、パチンコ店にガソリンが撒かれ火をつけられ、４人が殺されました。その前にも、もう忘れている数々の卑劣で陰惨な事件がありますが、社会の脳味噌（政治、政（まつりごと））がデタラメで腐って、そのままダラダラとデタラメで腐り続け、腐った奴っこのように鎮座し続け、それがいつまでもダラダラと変えられない、その虚無感が社会に蔓延（まんえん）しているからで。
あの、”国営マンガ喫茶”。箱物、無駄づかいの典型でしょ。何がマンガの殿堂だ。つい最近まで、マンガは不健全っていってた口が・・・、政治家の二枚舌。
それに賛成したあの宗教的政治組織党。マスコミの取材に口ごもるこの党の、支援組織は、もうすぐの選挙に、伝統的なカンフル剤、Ｆ活動（友人啓蒙）と称して票のノルマを自主的にきせ、そのストレスの解放、つまり何人の人に話したとか、票を入れてくれる約束を取ったとか、そしてその報告と、その一連の選挙活動の中での、抑圧（２０年も会っていない学友知人達、に一票を頼むストレス）とその解放（その一票の取れたときの喜び、取れなくても、仏道修行、仏の手伝いをしていると思い込んでいる喜び）との精神的高揚が、功徳のように感じるから、さらに、その活動が仏道修行と教えられ、成仏疑いなしと教えられ、その上、その勝利がその教義の正しさ、仏道修行の正しさ、師の正しさ、の証明、その師の名の宣揚につながると教えられるから、さらにその上、その勝利となったあかつきには、爆発的な幸福感にひたれるから、それを利用し、その信心がさらにより強固になる、という、そのカンフル剤、を注入し、汚い戦争を支持しても、他の重要な政治選択をしても、少しの疑問を抱かせない、機械仕掛けの手ごまのような選挙活動ができる強固な師弟不二の宗教的政治組織をつくりだします。
さらに、国、地方の各議会での一票は、お金（税金、等）の流れを左右するものであり、そのために族議員なるものもいるくらいで、役人も、業者も、国内だけでなく、海外も、その一票に注目し、いくらそのお金が一義的でないと主張しても、現実のお金の流れは、その一票に執着し心血をそそぐ役人なり、業者なり、法人なり財団なり、組織なり、地方なり、海外なり、に流れていきますから、大手ゼネコン各社も生き残るために、数々の仕事を手がけているお得意さまでもあり、その欲しい一票の確実な供給源でもある、その宗教的政治組織の機関紙に、毎日、大きな広告を出したり、その大学の卒業生を採用したり、とアピールし続け、さらに他の組織もその紙面に称賛の金箔を与え続けたりで、そのような一票で、建物が建ち、道路ができ、新幹線が通り、あの、堤防も、あの、”国営マンガ喫茶”、も、あの、”しごと館”、も、あの、ＯＤＡも、あの、支援金、寄付金、謝礼金、交通費（海外からのファーストクラスの航空運賃を含む）、お茶代、お花代、お土産代、・・・、等々、も、つくられます。
ところが、その一票（その組織内の一票も、決定権も）とそのお金の流れをあかさない、その宗教的政治組織は、信心、仏道修行、師弟不二、宿命転換、人間革命、等、の、策よりも信心、を強調し、官僚主義の養分であるそのお金の流れから目をそらさせるから、組織を悪しく利用したい官僚主義にとっては天国のような組織で、しかも、国にも、地方にも、その確実な一票（権力）を持っています、し、これは、”信じる”、ということが日常の基本になっている人間の営みであり社会であるかぎり、どんな宗教にも、組織にも、言えることですが。
人間の営みの基本である、その、”信じる”、ということが、人気者やカリスマの野心、野望の道具に使われ、ヒトラーはドイツ経済の救世主、人気者として登場し、天下取りのモデルとしての、秀吉は、その人気を、その天下取りの野望の道具として、大きな組織、権力者の懐（ふところ）深く入り、その権力者の信じ頼る情を手玉にとって政略し、その乱世によるたくさんの農民、庶民の血を踏み台にして、どん底の農民から天下人となって、ライバルの大名を、信じ頼る家臣として政略し、政略されたその大名によって殺されました。
青雲の志（こころざし）のモデルとしての、竜馬や晋作は、たとえ組織内にいたとしても、自立した私の旗を掲げ、大きな組織、権力者に対峙して挑み、その体制を変えていきました。大きなもの大きな権力に取り入って、それを私（わたくしごと、一部の利、名誉、名声）の野心、野望に利用する官僚主義とは、真逆のものです。
社会の虚無感は、その、大きなものに取り入って、それを私の野心、野望に利用する官僚主義が、その社会のそれぞれの中枢に横行しているからで。
まず、大きなものに取り入って、何かをしようとするものを疑うことです。 官僚主義は、その正体を巧妙に隠しますから、見てくれの、輝き、人気、称賛、甘いことば、正論、まじめ、正直、には、くれぐれも、騙されないことです。
(2009.07.08)
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