-----BEGIN PGP SIGNED MESSAGE-----
実存
実存とは現存在の存在であるとされる。
現存在とは"私"である。
存在とは、"ある"としか言い得ないものである。
存在者とは生命の変容である。
現存在の存在が実存であるならば、その実存たらしめているものが、生命である。
その実存も、"私"の立場で、"ある"としか言い得ないものである。
その実存たらしめているものは、"生命である"
と言えるほかは、"...でない"としか言い得ないものである。 |
何故なら、現存在が認識するものは、すべて表象であり、
しかも、現存在からの表象でしかなく、その実存たらしめている生命ソノモノは、体現でしかつかめないもの
であるからだ。つまり、その実存たらしめている生命ソノモノは、現存在のようには表象(認識)しないということだ。したがって、その実存たらしめているものが、"生命"であるということの根拠も、合理的に説明出来たとしても(コンピュータ等で)、実際には体現でしかつかめないものである。 |
すなわち、現存在から、その実存たらしめている生命を見た場合、
生命とは、
有でない、無でない、因でない、縁でない、自他でない、
方でない、円でない、短長でない、出でない、没でない、消滅でない、造でない、起でない、為作でない、
坐でない、臥でない、行住でない、動でない、転でない、閑静でない、進でない、退でない、安己でない、
是でない、非でない、得失でない、彼でない、此でない、去来でない、青でない、黄でない、白でない、紅でない、
紫種種の色でない、等の、ものである。 |
-----BEGIN PGP SIGNATURE-----
Version: 2.6.3ia
Charset: noconv
iQEVAwUBN+Oin7mOg78EYhglAQF5iQf/V+lsUxwac1dZBxIgJxHU84zMp2zLHkqF
C3/wkFDR1z0mj8giY5GKGubJWTSTXHLjJ3YDRbwoKhVp/rlaLDInNJmDuHJrjHRV
z51E/xDJZIQ12xWEq+R9oDPMpk9vBPbvK9ux5Pq6Xq09u2X+eEvjHg6fhFd3tAGo
7qYnz/8hA5wYWojOVXU9pL4kGnsGLRAOJ/h+M4DYqSP5AKLfWomgTFXLfRE+mUDS
jUZ9pgzdzuyryAKkd8eDchf4RGpAwvjiKtOnUzUhroBFI3+jK3BDSo//xdn+ePfY
czYU31J021Vc4fnfK+JYPoREXdc4S0vLHDaEWyHrRJj9eBOYqygYBg==
=I6w2
-----END PGP SIGNATURE-----