| ウィルスから鯨や巨木等まで、 すべての行為する生命(意志する生命)は、 "生命ソノモノ"の属性を、 それぞれの生命に都合良く(その生命の認識手段と能力と必要性とに応じて)翻訳、 解釈する機関を必ず持っている。その発達したものが、 各認識機関(全神経系)を含む脳である。 |
| ウィルスは、 自己増殖のみを目的とし、翻訳機関は極めて原始的で、物質に近い。そのため、 そのウィルスとして 翻訳されている属性は、"意志ソノモノ"に近い意志と、"記憶ソノモノ"に近い記憶と、"欲ソノモノ"に近い欲と、 "苦ソノモノ"に近い苦と、 "快楽ソノモノ"に近い快楽であり、他の属性は、"ソノモノ"(空)として冥伏されている。 |
| 翻訳機関の高度に発達した人間は、 "生命ソノモノ"の 属性の高度なところまで、人間に都合よく翻訳、解釈することができ、 いずれはその高度な属性に安住し、より高度な生命活動が行えるようになるだろう。 それがどの程度で、どの位 続くかは、その人間しだいだが、より高度な属性に安住することさえできれば、 外的な要因がない限り、その繁栄は永く続くだろう。その時はじめて、 宇宙の知性の仲間入りができる。 |
| (人間の)脳は、 "生命ソノモノ"の(高度な)属性を、(高度に)翻訳する、翻訳機である。 |
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