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天台
仏陀は、
自分の"悟り"を説明するために、まず、その"悟り"に名前を付けたはずだ。 |
すると、それぞれの経典の
"題目"が、その経典の"悟り"の名前で、その経典の内容が、その"悟り"(題目)の説明であるに違いない。 |
そして、説かれた内容の最上の
経典の"題目"が、最上の"悟り"の名前であるはずだ。 |
天台は、膨大な経典の
整理にとりかかり、その内容から、主だった経典を選び、説かれた年代順を割り出し、それぞれの
経典の性質や目的等で分類し、体系化し、検討した。 |
その結果、最上の内容の
経典は、"法華経"であり、その"題目"、
"妙法蓮華経"が、仏陀の最上の
"悟り"の名前であることがわかり、体現し、仏陀となった。 |
そこで、まず、仏陀の経典の体系とその意味内容とを、
五時八教等で説き、"法華経"との関係を明らかにして、
"法華経"の内容とその"題目"については、法華文句、法華玄義
等で説明し、最後に、理論上の"生命"の面から、仏陀の"悟り"の内容と
その時代に合った修行法(体現法)とを説いた。 |
その修行法と"悟り"の名を、
"摩訶止観、理の一念三千"、という。 |
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