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天台

中国の天台(智ギ)は考えた。


仏陀は、 自分の"悟り"を説明するために、まず、その"悟り"に名前を付けたはずだ。


すると、それぞれの経典の "題目"が、その経典の"悟り"の名前で、その経典の内容が、その"悟り"(題目)の説明であるに違いない。


そして、説かれた内容の最上の 経典の"題目"が、最上の"悟り"の名前であるはずだ。


天台は、膨大な経典の 整理にとりかかり、その内容から、主だった経典を選び、説かれた年代順を割り出し、それぞれの 経典の性質や目的等で分類し、体系化し、検討した。


その結果、最上の内容の 経典は、"法華経"であり、その"題目"、 "妙法蓮華経"が、仏陀の最上の "悟り"の名前であることがわかり、体現し、仏陀となった。


そこで、まず、仏陀の経典の体系とその意味内容とを、 五時八教等で説き、"法華経"との関係を明らかにして、 "法華経"の内容とその"題目"については、法華文句、法華玄義 等で説明し、最後に、理論上の"生命"の面から、仏陀の"悟り"の内容と その時代に合った修行法(体現法)とを説いた。


その修行法と"悟り"の名を、 "摩訶止観、理の一念三千"、という。


(1997.11.15)

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