| 思想には必ず その規模(内容、範囲等)により、優位の高低がある。特に仏典において、 その優位の序列が示されたものを、教判という。 |
| 優位の序列には、 基準が必要である。 |
| その基準は、言うまでもなく、 生命の優位の基準に準じたものでなければならない。すなわち、最高の行為である 全生命の救済を、最高の 優位とする基準。 |
| この基準を基準として、 仏典ならびにすべての思想を検証してみよう。 |
| すなわち、その思想は、真理のみを説いているのか、 実践のみなのか、 真理と実践なのか、それはどの程度の範囲なのか、部分なのか全体なのか、 方便なのか真実なのか、うそなのか本当なのか、 方便ならば、何に故の方便なのか、どういう解釈が成り立つのか、 法則のみか、応用も含まれるのか、絶対の法則なのか、絶対に近い法規なのか、、、そして、 救済を説くものなら、まず、救済とは何なのか、その対象として、すべてが救済されるのか、 されないのか、 極悪人は救済されるのか、"悪魔"は救済されるのか、二乗(声聞、縁覚)は救済されるのか、 女性は救済されるのか、黒人や黄色人種や白人や、 インディアン、原住民は救済されるのか、動物、植物は救済されるのか、 宇宙人は、アメーバは、物質は、、、救済されるのか、そして、 その根拠(真理) と方法(実践)とが、本当に明記されているのか、 その真理なり実践なりが、本当に納得出来るものなのか、出来ないものなのか、等、検証してみよう。 |
| 検証は、ポイントだけ押さえれば、 あとの瑣末な部分は、検証の必要はない。ちなみに仏教の正しい教判は、"法華経"を最優位とする、 天台の"五時八教"が、基本となる。 |
| これは、"五時八教"が、 "法華経"等で明かされている、仏陀自身による教判に従っているからであり、 |
| "法華経"は、 基準の"すべて"を満たしているからだ。 |
| 救済の対象は、"生命"であり、 救済の目的は、"自由(自在)"である。 |
| (1997.10.16) |
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