-----BEGIN PGP SIGNED MESSAGE-----
appeal

ところで、星の王子さま、王子さまの星で、暴力はどうなんですか?

ぼくの星の現実の世界では暴力はほとんどありません。ぼくの星のバーチャルの世界ですと、いろいろな世界が作れますから、暴力に明け暮れる世界も、暴力のまったくない世界もあります。

小さな星にひとりぼっちで住むということは、孤独になりがちだと思うのですが?

孤独が好きな人は孤独になりがちですし、そうでない人は、それなりに大きな窓でやりとりしています。

福祉はどうですか?

大きな窓で、助け合っています。

組織は?

縦にではなく横に広がっています。今のような国家はありません。

国家がないということは、悪いことの取り締まりとか、みんなでやらなければならないときのことについて、もう少しお話していただけませんか?

ボタンを押すだけなんですが、もう少しさかのぼって、既成の国家がなくなる寸前、連合国家は各国家に平和憲法を促します。各国家の平和憲法時、軍隊、警察は連合国家に属し、各国家の平和憲法に拘束されず、連合国家法に基づき、連合国民による連合国の軍隊、警察として行動します。連合国家、その他の組織は、代表はいますが、長はいません。各国、各組織の代表が円卓で、もろもろの決議をします。その連合国家の決議で連合国家法が制定され、その連合国家法により、国家は、私、と決定されるころには、各私は、ちっぽけな星に住むようになっていて、ある時は小さく集まり、ある時は大きく集まり、互いに情報を交換しながら、学んだり、遊んだり、していますから、とくにプログラムの更新といったようなこと以外は、めったに公式な会合はもちません。武器はすべて連合国家の所有となり、法によってその使用が定められ、訓練以外は武器使用はほとんどなくなり、欲望もよりバーチャルで済ますことができるようになりますと、現実世界へのその影響はより少なくなりますから、犯罪は、怒り恨みによる本質的なものがほとんどとなり、より悪質な、お金や快楽目当てのものはほぼ皆無になります。武器やその怒り恨みによるものも、もろもろのものが、よりバーチャルで済ますことができるようになりますと、現実世界へのその影響はより少なくなっていきます。

その過渡期の世界で、自由の名のもとに、武装解除に応じなかったり、勝手な行動をとる国家なり個人なりが、必ず出てくると思うのですが?

その行動がより危険であるかないかで、連合国家の議決により規制がかけられます。違反者は法により処罰されますが、その法も規制も処罰も、もろもろのものごとが、よりバーチャルで済ますことができるようになりますと、より少なくなっていきます。

犯罪がより悪質でなくなるというのは、・・・?

普遍の私の概念が人々に定着していきますと、より悪質な悪は、それなりのより悪質な悪の報いを受けることが、より確からしいし、その普遍の私がそのしたことされたことを知っていて、さらにそれが死の後(のち)の生に影響を与え、生の差異、運命、宿命は、その現れだとすることが、より確からしいと理解されるようになるので、その理解が、より確かなもので、より普遍で、より障害がなければ、より悪質な犯罪は、より少なくなっていきます。

その普遍の私が互いに普遍の私であることを理解しあうようになれば、よほどのことがない限り、その私を傷つけあったり、殺しあったりといったような馬鹿げたことが、より少なくなっていくということですね

そうです。目の前の私が私と同じ私であるとわかって、さらにその私が加害者であり被害者であり証人であり、その振る舞いに因果の果報が厳として存在し、さらにそれが今の生とともに死の後(のち)の生にも影響を与えることが、より確からしいと、より普遍的に理解されるようになれば、よほどのことがない限り、言い合い、議論はあるでしょが、傷つけあったり、殺しあったりすることは、法や規制や処罰によらずとも、 より少なくなります。

さらに、バーチャルの世界が発達すればなおさら・・・。

ええ、バーチャルの世界が発達し、欲望が裸のままさらされなくなれば、なおさらです。

過渡期の、国家間のやりとりも個人のそれとかわらない、ということにないますか?

ええ、まったくかわりません。それぞれの国家の責任者の私が普遍の私に目覚めれば、互いに傷つけあったり、殺しあったり、所有の問題、拡大、覇権、富の分配、自己主張、等々、こじれた紛争は司法の手に、と、個人のそれとまったくかわりません。

そこまで理解が進めば、私は、より小さな私の束縛から解放されて、平和憲法の批准、履行も、スムーズに行われるでしょうね。

ええ、そこまでより進めば、より小さな自己の私は、より解放され、より自立した私たちによる、より自由な世界が、より開かれているはずです。

より暴力のない、より自由な世界ですか・・・。

ええ、本当に、そこには、多くの人々が殺される戦争なんてありはしません。

ぼくの星

(2010.04.21)
next
back
index
home

-----BEGIN PGP SIGNATURE----- Version: 2.6.3ia Charset: noconv iQEVAwUBUGWqT7mOg78EYhglAQG4+gf7B+KFaZV5mCNve9RX8rp/s+dbUb3Cf4xx KLVBrDRUm5QkTBSX0xj7ud4KWkoEH4ZsuhcOBb1D9dfVmI5gfPFKGkj8e9rRNqCp nwwfisbHsKyi6PtRyVgLuMMOYGoSYZYNm8VyVZJCQ0xfic48JnZmr2asjpADaOCi DsfGVA76YRq1gpBa0eCjEBdSMt7HQn91QtKFP+MnZSs2TKIRUbwcDi/Ilye1IPk5 N918h7lFaB0v4khRkikVv8JSSRTFCFQo5f6MTRoTlvjPCF3+HXQwWN3YlgkRqu6W EbPOEh4DiEGEc7TMZvMpn5RanHx0lUV8+hiQbBnJi1nGPNnCnymRDA== =O+LD -----END PGP SIGNATURE-----