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あの山の向こうの谷間の”煙”は、やはり、争いや戦争の破壊の”煙”、そのものだった。
あれは、
”奇襲”、そのものであり、
”特攻”、そのものであり、
やはり、
大変なこと、”大破壊”、がもたらされた。
日本の株価は劇落し、破綻寸前までに、
世界の経済も全体がおかしくなって、
”ああ、痛かった”、では済まされない。
”こじつけ”、と言われようとも、
ドミノは偶然に倒れたりはしない。
ドミノ倒しの分岐点の選択で、
一つの選択は確実に、現実に、その”大破壊”、につながっていた。
もう一つの選択はその”大破壊”、を食い止められたかもしれない。
”奇襲”、ではなかったかもしれない。
”特攻”、ではなかったかもしれない。
あの山の向こうの谷間の”煙”は、争いや戦争の破壊の”煙”、ではなかったかもしれない。
破壊者はGOサインをださなかったかもしれない。
躊躇したかもしれない。
躊躇した時間内に計画が発覚して事前に食い止められたかもしれない。
大きなことも、そのきっかけは些細なものだ。
マッチ一本で大草原が燃え、
ボタンの僅かな接点の接触で原爆が爆発する。
そのボタンを押すGOサインが、一人の人間の一瞬のウインクだったりもする。
”奇襲”も”特攻”も破壊の”煙”も”大破壊”もキーワードとしてこのappealに登場していた。
17人の子供たちの死のうったえにさえ耳をかさずにその”大破壊”、のドミノを倒してしまった。
”ああ、痛かった”、では済まされない。
それを許し助長させ、最善の中の汚れが頂点に達して、
大善が癌に冒され、それぞれの社会の、組織の、個人の、
それぞれの善がそれぞれに悪に冒され、破壊されて、
それぞれにその”けじめ”、が付けられず、骨抜きにされ、
善が、悪に化粧され、笑いものにされ、からかわれ、侮られ、傷つけられて、
それぞれの善が破壊され、悪が助長されて、
転倒の世界が出現し、
そのために、その”大破壊”、がもたらされたことに、
そして、もたらされることに気付かない目覚めぬファウスト達。
あれは、
”奇襲”、そのものであり、
”特攻”、そのものであり、
あの山の向こうの谷間の”煙”は、やはり、争いや戦争の破壊の”煙”、そのものだった。