| 数々の創造もそのほんのひとつの産物に過ぎない
あの大破壊のキノコ雲にすっかり覆い隠されてしまった忌まわしい破壊の世紀、２０世紀。
虚栄の名声欲、権勢欲で膨む腹を抱えながら他者の大破壊によって己の喜劇を演じた
大破壊者のカエルども（独裁者、
軍人、権力者等）が、
その膨らんだ腹が破られ着飾った金ピカの分厚い正服を剥ぎ取られた裸の”人間”の”私”の
本当の姿が赤裸々に映し出されたドキュメントが公開された。第２次世界大戦直後の新生中国が
制作した日本軍戦犯に対する戦争裁判の記録フィルムとその検証ドキュメントだ。理不尽な破壊をしでかした
ブリキの勲章がどんなにみすぼらしい虚栄であることか。被害者と加害者と遺族者達とが流す涙は”人間”の
”私”がしでかしてきた悲喜劇の貴重な真実の姿を伝えている。今もまた世界の各地でブリキの勲章が
理不尽な破壊を繰り返し、神や国家や民族を持ち出し、
敵の仕業とみせかけて、神と神とを、国家と国家とを、民族と民族とを”聖戦”と称して戦わせ
悲惨な破壊を繰り返し、己が野心（名誉、権力、お金等）の金ピカの分厚い正服を着込もうとしている。
創造の世紀を迎えるにあたって世界がその破壊の”ワナ”に気づき破壊の世紀を清算させるためにも
このドキュメントはもっと広く公開されるべきだ。
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