糠に釘
”けじめ”のない人や国が、他人や他国に”けじめ”を求める、これを笑止千万、身の程知らず、目糞鼻糞、糠に釘、という。
この人の”けじめ”のない愚行のために、経済そのものが破綻寸前なのに、さらに、この”けじめ”のない人、すでに責任転嫁の筋書きを考えている人に、さらに一番、”けじめ”を、経済の安定性を、必要とする、行革、構造改革を期待し、任せようとする、これも笑止千万、身の程知らず、目糞鼻糞、糠に釘、という。
この滑稽な愚人の愚行を、憤りを通り越して一番大笑いしているのは、”将来、マイナスになるだけとわかりきっていることをするような馬鹿げたことはお止めなさい”、と注意していた海外のジャーナリスト達と、近い将来、日本に代わって世界の経済をリードするだろう国々の賢人達だろう。彼らに見えるのは燕尾服姿の石頭がその珍妙な儀式で国家間の信頼関係、経済関係、これまで築き上げてきた善による結びつき、絆をその振る舞いでことごとく破壊して世界経済までおかしくしているその愚人の姿とその破壊とその将来の破壊とが見えずに期待し熱狂してる狂信者達の姿だろう。
この”けじめ”のない愚人の言動を、誰（賢人）がまともにうけあうか。愚人は愚人に笑われても愚人とはいわれない。より賢人に笑われてはじめてりっぱな愚人といわれる。反対に賢人は愚人に誉められても賢人とはいわれない、より賢人に誉められてはじめてりっぱな賢人といわれる。
その”けじめ”といえば、宗教、思想、理念、信条、等の”精神性”が、世界の、国家の、人間の営みの根本土台であり、その重要性を深く認識し、その正邪、高低、深浅を見極め知らしめ行動しなければならないその責任のある賢人達（その道の知識、知恵をより多く持って行動している者達）がその責任を果たさずに、それどころかこの愚人の”精神性”による愚行を許しあまつさえ助長してしまっているその姿を見て、そのより賢人の人はどう思い、何と言うか。”方便（権門）”と”真実（本門）”との違いは、”より方便（権門）”か、”より真実（本門）に近い方便（権門）”か、の違いでしかない。何がより真実（本門）により近いのか。もうすでに、そのより責任ある賢人達（その道の知識、知恵をより多く持って行動している者達）は、”漆の中に蟹の足”、”銀舎利の中に鼠の糞”、つまり、より大切なものの中に、入ってはならないものが入ってしまって汚されてしまっているような状態の中にいて、それでいて、そのより責任ある賢人達（その道の知識、知恵をより多く持って行動している者達）がその責任を全うしようとしていなければ、そのより賢人の人の叱責は如何ばかりか。
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