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appeal
ある民族の多くの人々が長い間その民族の独立した国家を
欲しているのなら、世界はその願いが適うよう協力しよう。
まず世界が世界と当事者との共通のその意思を確認して、
その国家にふさわしい土地を捜す努力をしよう。反対があっても粘り強く捜す努力をしよう。
そのような民族が他に次々と名乗りをあげても拒否せずに考えよう。その独立を果たした民族が更に
分裂してそれぞれの国家を欲しても拒否せずに考えよう。更にその国家が分裂し、更に更に分裂し続け、
ついには一個人となってもその国家を考えよう。その時、一個人の”私”はその国家(世界)の主(あるじ)であり、
なんびともその国家(世界)を正当な理由無しに侵害することは許されない。
ただ他の無数の個人の”私”もまた同様に同じ国家(世界)を共有しているということにより、
その他の無数の個人の”私”の国家間とで合理的条約(暗黙であっても)を結ぶ。
かくしてその条約が基本となり憲法がつくられ様々な法律がつくられ、
まさに個々個人の”私”が独立した国家(世界)の主(あるじ)として
その国家(世界)の隅々に対して責任を持つことになる(限度はあるにしても)。
これが未来の最善の国家像(世界像)であるとするならば、
今の時点での件の対応もこれに則るような方向が最善ということになるだろう。
基本は”私”たちは常に同じ世界を共有しているという事実だ。
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