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大地の母は詩(うた)っている
パレスチナ(戦争)の悲劇が人ごとでないことを
”君死にたまふことなかれ”
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ああ、君を泣く、
君死にたまふことなかれ、
末に生れし君なれば、
親のなさけはまさりしも、
母は刃(やいば)をにぎらせて
人を殺せとをしへしや、
人を殺して死ねよとて
二十四までをそだてしや。
・・・
親の名を継ぐ君なれば、
君死にたまふことなかれ、
・・・
かたみに人の血を流し、
獣の道に死ねよとは、
死ぬるを人のほまれとは、
大みこころ(神の心)の深ければ
もとよりいかで思(おぼ)されむ。
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安しと聞ける大御代(神の国)も
母のしら髪はまさりぬる。
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この世ひとりの君ならで
ああ、また誰をたのむべき、
・・・
君死にたまふことなかれ。
・・・
母は刃(やいば)をにぎらせて
人を殺せとをしへしや、
人を殺して死ねよとて
二十四までをそだてしや。
・・・
君死にたまふことなかれ。
・・・