”今、ここ”、の一瞬の一点に、ある一つのものがあるということは、そのある一つのものの存在因のすべてが、その一瞬の一点にあるということ。つまり、”今、ここ”、の一瞬の一点にある、そのある一つのもののそのすべての存在因の年表。因は縁に触れて果となるもの。そのすべての因がそれぞれにその縁に触れればそのそれぞれのその果となって現れる。たとえば、リアルでテレビに映るリンゴ。そのリンゴの実際にある場所に行き、そのリンゴに手を触れれば、その触れる手もテレビに映る。そのリンゴの表面をアリが這いずれば、それも映る。そのすべての存在因とは、そのそれぞれのすべての存在因の、そのすべて。

2013/07/16
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