”その時”
あの天空に突き刺すポプラの、
風にゆらぎきらめく緑の枝の先々に、
神はやどると感動する、
その私こそが、
その神だった、と。
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”その時”
私の最高善の私は、
その私のすべての行為を見ていて、
その私の悪を責めたて、
その私をより善へとその苦々とともに削ぎ落とし、
その最高善の私へと導く、
その私の最高善の私こそ、
真の神だった、と
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”その時”
その相対の神の私を絶対の神として黄金化する官僚主義は、
その黄金化された神を利用し、
お金を得たり人を殺したりと、
そのすべてを私の最高善の私(相対の神)が見ていて、
絶対の神の法則に則り、
その苦々とともに、
その悪の私をその私の最高善の私(相対の神)へと導く、
神は私だった、と。
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”その時”
この私の世界の現実は、
実体のつらなりの世界で、
その実体のつらなりの現実の世界に、
実体の私は投げ出されていると思っていたのに、
投げ出されているのはその世界のほうで、
この私の世界のより真実は、
すべてが記憶の私の記憶の世界だった、と。
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”その時”
私は投げ出されていると思っていたその世界で、
広い世界のどこまでも、
自由に行け、自由に行動していると思っていたのが、
私の投げ出す記憶のその世界では、
ただ、”今、ここ”、の、一瞬の一点で、
私は投げ出す記憶を選択しているだけだった、と。
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”その時”
私は投げ出されていると思っていたその世界で、
すべての他者は、
その私以外の何者かであると思っていたのが、
私の投げ出す記憶のその世界では、
すべての他者は、
私自身だった、と。
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”その時”
その私が投げ出す記憶の世界で、
その一つ一つの目的をめざし挫折し達成して、
その最も高みの目的の私の最高善へと行く過程のその自由のすべてこそが、
私の真の目的だった、と。
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”国なんてないんだよ。宗教なんてないんだよ(みんなが宗教さ)。取りも取られもしないんだ。殺しも殺されもしないんだ。簡単なことなんだ。みんな官僚主義が自由を奪い複雑にしているんだよ。”
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